スピーキング教材「プライムイングリッシュ」のレビューになります。
販売元:株式会社ICE
教材開発者:サマー・レインさん
目次
教材概要
本編
- テキスト(7冊):計233ページ
- 独自のメソッドの紹介
- 学習方法
- 音声変化表記とカタカナ表記について
- 音声変化パターン
- トラック対応表
- 24つの場面の会話
- CD(12枚):計9時間28分
特典
- メールサポートサービス
- フレーズ作成サービス
- フレーズメルマガサービス
- 発音の極意動画サービス
- リアル発音セミナー優待案内
- 厳選フレーズ集240例文
- 文法&フレーズ解説
本編
- テキスト
テキストは黄色のテキスト「Introduction」1冊と、青色と白色のテキスト6冊があります。
黄色のテキスト「Introduction」では、
- 3つの独自メソッド(音声変化表記とカタカナ表記・サンドウィッチリスニングシステム3ステップスピーキングシステム)
- 1週間の学習スケジュール
- 音声変化表記とカタカナ表記、音声変化のパターンについて
が紹介されています。
(3つの独自メソッドと1週間の学習スケジュールは下部の学習方法という項目で解説しています。)
音声変化表記とカタカナ表記については、本文の色付けや記号、発音表記を解説しています。
音声変化のパターンについては、よく出てくる3つの変化パターンを解説しています。
青色と白色のテキストには24つの場面がのっています。前半が白色、後半が青色のテキストになっています。
24つの場面にはそれぞれ学習テーマがあり、
- 挨拶する
- 使い方を説明する
- レストランで注文する
- 比較する
- 丁寧に質問する
- お礼を言う
- 習慣について話す
- 欲しいものについて話す
- 道案内する
- 過去のことについて話す
- 同情する
- スケジュールを調整する
- 助けを申し出る
- 招待する
- 好き嫌いについて話す
- 将来のことについて話す
- 物事を描写する
- 丁寧にお願いする
- 助言する
- 意見を聞く
- 仮定の話をする
- 意図を確認する
- 予定について話す
- 反対する
となっています。
1つの場面に8ページ使われています。
最初の2ページに会話文と和訳、会話のあらすじが載っています。
次の2ページに重要フレーズの意味・解説、重要単語・フレーズの意味とコラムが載っています。
コラムには会話文で使われた表現に関連したことが書かれています(例:ネイティブは短いニックネームを好む、似ているけれど全く意味が違う2つのセンテンスなど)。
その後の2ページに、音声変化表記・カタカナ表記・発音表記がついた英文が載っています。
最後の2ページに登場人物になりきって練習するための英文が載っています。
- CD
1つのCDには8種類の音声
- 通常スピード(英語のみ)
- スロースピード(英語→日本語)
- スロースピード(英語→ポーズ)
- 通常スピード(英語→日本語)
- 通常スピード(日本語→英語→ポーズ)
- 通常スピード(日本語→ポーズ→英語→ポーズ)
- 通常スピード(登場人物A役)
- 通常スピード(登場人物B役)
があります。
ポーズの部分でリピーティングをします。
7,8番目の音声は片方の登場人物になりきってスピーキングの練習をします。
特典
- メールサポートサービス
分からないところの質問や相談をすることができます。
このサポートは無期限で受けることができます。
メールの返信は、学習相談については通常2日以内(土日祝日除く)、英文法等については1週間以内にされるそうです。
- フレーズ作成サービス
「この日本語はどうやって英語で言うのだろう」というフレーズを作ってくれるサービスです。
ネイティブがチェックしてくれるので、外国人に通じるフレーズを作ってくれます。
作成には1週間ほどかかるそうです。
- フレーズメルマガサービス
2種類のメルマガ(通常と学習サポートメール)があります。
通常のメルマガでは状況別で使えるフレーズや前置詞の使い分け方、単語の違いなどを学べます。
例えば、人を誘うときのフレーズ、お誘いを断るときのフレーズ、plansとplanの違いなどがあります。
学習サポートメールには教材の進め方や文法解説、クイズなどがあります。6ヶ月にわたって、1週間に2回程度配信されます。
メルマガは購入時に登録したメールアドレスに届きます。
- 発音の極意動画サービス
サマー先生の音声変化についての動画となっています。
一般公開されている動画と購入者限定の動画があります。
- Introduciton
- 音声変化が起きる3つの理由
- ’you’’your’の音声変化
- ’he’’him’’her’’them’の音声変化
- be動詞の音声変化
- 超わかりやすいLとRの発音の仕方
- 超むずい!Girlfriendの発音
- ’gonna’の発音
- tからdへの音声変化(近日公開)
- ’gotta’の発音
- thとzの発音(近日公開)
- sとshの発音(近日公開)
- WalkとWorkの発音(近日公開)
- Won’tとWantの発音(近日公開)
- CanとCan’tの発音(近日公開)
- toの音声変化(近日公開)
1~9の動画はYouTube上で公開されていますが、10~16の動画は購入者限定動画となっています。
- リアル発音セミナー優待案内
教材開発者のサマー・レインさんによる発音講座を優待価格で受講できる特典となっています。
- 厳選フレーズ集240例文
テキストに出てくる単語や熟語などを使って例文が作られています。
1つの単語や熟語などに対して2つの例文があります(和訳有り)。
しかし、本編のような音声変化表記や発音表記などはありません。
音声は通常スピード→スロースピード→通常スピードの順番で流れます。
購入者専用ページからPDFテキストと音声がダウンロードできます。
- 文法&フレーズ解説
テキストに出てくる文法やフレーズを解説しています。
学習期間
標準期間は1つの場面を1週間で学び、約6ヶ月で終わらします。
(他の例は紹介されていません。)
また、1日の学習時間は30分が目安となっています。
学習方法
独自メソッドのサンドウィッチリスニングシステムと3ステップスピーキングシステムについて解説します。
まずサンドウィッチリスニングシステムというのは、スポーツや音楽などを習得する方法から考えられたリスニングトレーニング法です。
スポーツで新しい動作を学ぶときに最初はスロースピードから動作に慣れ、徐々に通常のスピードで動作できるようにします。
プライムイングリッシュも同様に、最初はスロースピードで英語の音に慣れてから通常のスピードの音声を聞きます。
サンドウィッチと名付けられている理由は、スロースピードと通常のスピードを聞くトレーニングの間に、リピーティングの練習が入っているからです。
スロースピードの音声を聞いて実際に口から出す練習をします。
音を経験する→音をなじませる→音を定着させる、という流れになっています。
次に3ステップスピーキングシステムは、実際の会話に近づけて練習するトレーニング法です。
状況や登場人物の感情を考えて、テキストに出てくる登場人物になりきってスピーキングの練習をします。
3ステップの流れは真似る→試す→実践する、となっています。
始めに、フレーズごとに英語を真似します。その後に、登場人物になりきって一通りの会話を練習します。
- 1日目:ネイティブ同士の会話を何度も聞いて、音声に慣れます。すべて聞き取れなくても大丈夫です。
- 2日目:サンドウィッチ①。スロースピードの音声を使って、音声変化を意識しながらリスニングします。
- 3日目:サンドウィッチ②。スロースピードの音声をリピーティングします。
- 4日目:サンドウィッチ③。通常スピードの音声でリスニングをします。
- 5日目:3ステップ①。日本語→英語→ポーズの順番で音声が流れるので、ポーズのときにリピーティングします。
- 6日目:3ステップ②。日本語→ポーズ→英語→ポーズの順番で音声が流れます。最初のポーズで英語を口に出します。そのあとに英語を聞いて正しいフレーズを確認し、最後のポーズでもう一度英語を口に出します。
- 7日目:3ステップ③。登場人物になりきって練習します。
メールサポート等はあるか
特典のメールサポートサービスを使って、教材の内容や分からないことをメールで質問することができます。
返品・返金保証はあるか
商品到着後7日以内に販売元へ返送すれば、返品・返金をすることができます。
デメリット
- テキストを見ながら学習することになる
- 場面別(あいさつや自己紹介など)でフレーズを学べない
- 返金保証の期間が短い
こんな人にはすすめられない
- テキストがなくても学習できる教材が欲しい人
- 場面別でフレーズを学びたい人
- 1週間以上、教材を試してみたい人
メリット
- 音声変化を学ぶことができる
- カタカナ表記があるので、知らない単語でも発音できる
- 会話の内容が面白い
こんな人にすすめたい
- 音声変化を学びたい人
- 単語のフリガナが必要な人
- 面白い内容のテキストで勉強したい人
まとめ
「会話形式のテキストで英語を学びたい」
「面白い内容がいい」
このような人におすすめできるのが「プライムイングリッシュ」です。
2016年12月に発売された新しい英会話教材です。
教材開発者のサマー先生は「笑っていいとも!」の発音王というコーナーに出演されていました。
プライムイングリッシュはカタカナ表記や音声変化表記があるので、簡単に音を真似することができます。
また、会話の内容が面白く、他の教材にはない特徴です。
音声はスロースピードと通常スピードとなっているので、倍速スピードが苦手な人、スロースピードから慣れたいという人向けの教材です。
音声変化を意識したスピーキング練習をしたいならプライムイングリッシュがおすすめです。
公式サイトへはこちらから↓
場面別で英語を学びたい人には「ネイティブイングリッシュ」がおすすめです。
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